牛ばら肉のビーフシチュー


 今日は日ごろ何かとお世話になっているTくんの誕生日。「何食べたい?」と聞いたところ「う〜ん、旨いものなら何でも・・・ビーフシチューとか」というので、ビーフシチューを作りました。
 本当は、牛スネ肉で作ろうかと思ったんですが、いつも行く近所のスーパーでは売り切れ。どうしようかと思ったところ、焼肉コーナーに2割引の牛ばら肉の塊があったので、ばら肉で作ってみることにしました。その他の材料は、たまねぎ、にんじん、じゃがいも、マッシュルーム。ばら肉は食べやすい大きさに切って、少量の塩とブラックペッパーを揉み込んでからフライパンで表面を香ばしく焼いて、それからお鍋で煮ます。そのほうが、肉の旨みが中に閉じ込められて、噛んだときにじゅわっと旨みが出てくる気がするんです。今日は友人がアルバイトから帰ってくるまで時間があったので、炒めたたまねぎと一緒に白ワインを入れて1時間くらいコトコト煮込みました。
 じっくり煮込んでお肉がやわらか〜くなったら、にんじんを、にんじんがやわらかくなったらじゃがいもを入れます。こうすると、じゃがいもが煮崩れず、ルウがぼてぼてになりません。味付けは、いつも市販のルウでお手軽に済ませてしまうんですが、白ワインを入れてじっくり煮込んだスープにはコクがあるので、思いのほかおいしく出来上がってしまいます。私は、家での料理は、手を掛ける時はしっかりかけて、そうじゃない時はお手軽に済ませてもおいしいものができればいいと思っています。どんなに頑張ったってやっぱりプロには勝てないし、家庭には家庭のおいしさがあると思うからです。市販品を上手に使っておいしいものを作るのだって、立派な料理だと考えています。
 さてさて、バイトから帰宅したTくんは、出来上がったビーフシチューを一口食べて「おいしい!お肉やわらかい!!」と喜んで食べてくれました。頑張って作った甲斐がありました。私も、今回のビーシュシチューの出来は、ここ最近作った料理の中でもかなり上位に入る出来だと思いました。柔らかなお肉に絡むルウの旨さが絶品。明日食べる「2日目のビーフシチュー」の味も楽しみです。